本当に手に入れたいものは何ですか?

私は、利他主義者とまではいかなくても、少なくとも周囲との調和を保ち、いつだって人には優しく親切にし、愛をもって接することを信条にしています。

理由は簡単で、風が吹けば桶屋が儲かる、情けは人のためならず理論で、他者への親切や貢献は、巡り巡って必ず自分にかえってくるものだからです。周りの方にも願わくばそうあってほしいと勝手に思っております。


しかし、ひとたび達成すべき目標ができたときは、調和はひとまずどこかに置いておき、目指す方向へ全力で突進する性格です。婚活はまさにそういう感じでしたね。

いつでも自分の鼻先にニンジンならぬ「結婚」という文字がぶら下がっていて、寝ても覚めても結婚結婚、暇さえあれば婚活しておりました。

友人からの誘いはすべて断り、仕事もそこそこで切り上げ、残業も休日出勤も逃げまくり、パーティーやお見合い、デートを最優先したのです。それなりの金額を美容やファッションに投資し、自分自身の好みを反映させた恰好よりも「男性ウケのいい自分」へリニューアルしたのです。

そんなことをしていれば、当然、場合によっては「あなたは変わった」とか「付き合い悪い」とか言われ、疎遠にされる知人が出現し、同僚には冷ややかな目で見られ、というような現象もチラホラ出てきます。しかし、おかげさまで半年間という短期間で200名もの人に会い「卒婚活」できたわけです。


正直、これぐらい行動することができれば、たいていの人は結婚できます。それも、妥協して「まあいっか」の相手ではなく、心から納得できるような方に出会える方も多いはずです。

ところが、なかなかそのように振る舞えない方もいらっしゃいます。「結婚したい」と言いつつも、実際のグリップ力が弱く、鼻先にぶら下げたはずの「結婚」の文字が時々現れては消えてしまうのでしょう。

原因は、単純に「危機感が弱い」「それほど結婚したいと思っていない」という理由以外にもうひとつ。

冒頭で書いた「周囲との調和を乱したくない、誰かを傷つけたくない」というような通常の「他人にやさしく」モードから抜け出せないことです。


例えば、特に女性の方は、友人と婚活するのはやめましょうとよく言われる通り、友人に気を使いながらする婚活など結果が出るはずがないのです。もしくは逆に、友人と張り合ってしまうこともあり、どちらにしろ「一緒に仲良く婚活」という美しい活動などありません。


そして、いわゆる「イイ人」と言われるような、優柔不断だったり、他人に気を使いすぎる人は勝負どきに仕掛けるのが苦手な傾向があるようです。


金曜ドラマ「私結婚できないんじゃなくてしないんです」の主人公みやびにもこのような傾向があり、十倉シェフに「今のうちだ!エベレスト桜井を落とせ!」と

ずっと想ってきた人が自分に傾きかけているチャンスを逃すなとハッパをかけられても

「いまは諒太郎君と付き合ってるから」と、本命ではなく現在の彼氏とうまくいく方を優先してしまうのです。

十倉シェフは思わず「バカが!」と毒つくのですが、傍から見ていると思わず同意したくなってしまいます。


このときのみやびは、諒太郎君の方が勝算があると踏んだのでしょうが、

「今付き合ってる人がいるのに、他の人にアプローチするなんて不誠実なことはできない」という気持ちもきっとあったことでしょう。女性にありがちなこの優しさ、いい時もありますが、こと婚活については遠慮は無用です。そして、この選択は長い人生を考えた時に、のちのち「逃げた」ことになりかねません。


婚活における目標はただひとつ、「ともに人生を歩めるパートナーとの結婚」。それだけです。それ以外の人間関係や用事や事象は、二の次三の次です。もちろん先々の人生を考えた時に、取り戻せないような極端な振る舞いをしないように最低限の注意は必要ですが、周囲を気にするがあまり、目的を見失わないよう注意したいものです。


あなたが本当に手に入れたいものは何ですか?毎日毎日、自分に語りかけてくださいね。


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