【男性向け】初回のお茶代はおごってあげるとGOOD
デートでは、男性が女性におごるのが当然…という考え方も今は昔。40歳以上の世代や、業界特性次第ではまだまだ当然の話としてまかり通ってはいるものの、男女は対等にあるべきとの考え方を基準にするならお会計だって平等に払うべきと考える人がいるのもまた然り。
いえ、仲が良くなった後ならどっちでも良いのです。お互い納得いくように話し合うべきですよね。ましてこれから結婚して所帯を持とうという二人なのですから、家計の運用方針の話ができないようでは大変です。
ここで言うのは、初対面の顔合わせの時のこと。最初のお茶代ぐらいは男性は気持ちよくご馳走する気概をもってほしいと思っています。
当店でセッティングするお見合いは、基本的にはホテルのラウンジで行うのが通例です。男性が女性を口説くときの常套句では「今度食事でもどう?」というパターンが多いと思うのですが、食事代をおごるとなると金銭負担は当然増えますし、初めからあまり長時間かけてお見合いするのも疲れてしまいますので、初回はお茶だけにして頂いています。二人で2,500~3,000円みておけば十分でしょう。それぐらいならいいかなと思える金額ではないでしょうか。
男性は、女性へのお金の使い方について、主に3通りのタイプに分かれると思います。
1つ目は、女性であれば誰でも毎回おごってしまうタイプ。とにかくモテることを重視していたり、文化的にそれが当然と思い込んでいる場合がこちらです。単純に嗜みとしてそうすべきという考え方も含まれます。あまり婚活市場には出てこないタイプと言えます。
2つ目は、気に入った女性に対しては高価なプレゼントを次々に贈るのもいとわないが、1回しか会っていない目の前の女性に1円だって出したくないというタイプ。もっとも母数の多いタイプかもしれません。
3つ目は、どんな事情であれ、絶対に割り勘というタイプ。
お金を持っていないわけじゃないし彼女のことを大事にしているのに、男女同権の精神から、過剰に払うことが正しいと思わない、または必要性を感じないのに払うことに納得がいかない。周囲からはケチと言われるかもしれませんが、ご本人は至極まっとうな考え方をしているつもりでいるパターン。
上記のうち、縁談がまとまりにくいのは、もちろん2と3のタイプです。2の方は、実際にお付き合いをする段階に入ると一人の人に尽くすので、あながち悪いことでもないですし、3の方もただ純粋にお金と愛は別物という考え方をしているだけですから、これもこれで個性です。
しかし、ことお見合いについては、おのおの主義や理論はどうか我慢して頂き、笑顔で「ここは出しますよ」と仰っていただきたい。私が女性なので厚かましく聞こえてしまうかもしれませんが、男性カウンセラーでも同じ考えの方は多いのです。これは、正義の話、道徳の話、社会性の話をいっさい無視した、「男女のお付き合いにまつわる文化」というローカルな場面において至極まっとうな話なのです。
ちなみに女性側もおごってほしい人ばかりではありませんので、実際には男女それぞれの思惑があるのですが、ルールとして男性にお支払い頂く方がスムーズと言えます。
初回のお顔合わせの時間はだいたい1時間です。写真やプロフィールを見て、お互いが気に入ったお相手ですから、いわば「書類選考」を通過し、相思相愛への一次審査が通ったお相手なのです。二次選考と言ったら、かなり本命度が高いお相手が目の前にいることになります。
その方と、実際にお付き合いに始まるかはわからないけれど、今この1時間を精一杯味わい、今日この場で良きご縁が結ばれたことに対しての対価とお考え頂くのが、理想の結婚をかなえる第一歩です。毎回のお見合いが「真剣な予行練習」のつもりで臨んでくださいね。
0コメント