こだわりを持ちすぎないことが幸せへの第一歩
「成婚者の共通点」でも書きましたが、婚活に限らず、「素直であること」はとても大切です。
このような格言を聞いたことがあるでしょうか。
「強いものや賢い者が生き残るのではない。変化できる者が生き残るのだ」
かのダーウィンの言葉と言われていますが、私は素直であることは変化することと同意だと考えています。
結婚のご縁について言うと、一般的には若い人の方がスムーズにまとまりやすいのです。もともと適齢期だから当然ですが、年齢が高い人がなかなかご縁がまとまらないのは、年齢そのもののせいと言うよりも「理想の条件」と称した「こだわり」が増えていってしまうのが要因と言えます。若いころに比べて知識がありますから、あれこれ考えてしまい、自分のこだわり、相手に対するこだわりが積みあがっていくのです。
ご縁がまとまらない場合、ご本人がそれに気づいていないケースが多く、他人の指摘もなかなか受け入れることができません。それが多ければ多いほどお相手は見つかりにくくなっていきます。
年齢が高くてもこだわりが少ない方は、一緒にいて居心地が良かったり、包容力があったりと、年齢をプラス要因にすることができています。
そして、こだわりの多さが一番差し支えるのは、実は出会い~結婚に至るまでよりも結婚生活の方です。共同生活を始めれば、お互いに協力し譲り合って、信頼し合わなければ夫婦生活は成り立ちません。一方的なこだわりや決めつけが強すぎる場合はトラブルの原因になってしまうのは言うまでもありません。
ここまで書いてきたことと逆説になるようですが、実はこだわりがあること自体は悪いことではありません。誰にでも好みや理想はありますので、それを軸に婚活するべきでしょう。問題なのは、それが増えていってしまうことです。必須条件と些細な条件を横並びにして全部を満たす人を探してしまうようになると、ご縁がまとまりません。あなたにとって本当に必要なこだわりはどれなのか?優先順位をつけながら活動しましょうね。
このあたりは「最重要カウンセリングについて」にも詳しく書かせて頂きました。
変化するというのは面倒なこともありますし、勇気がいる場合もあります。自分が大切だと思ってきたことが、実は大切ではなかったと知る。昨日までに手に入れたものを捨て、今日必要なものを手に入れる努力をする。そして、そうやって手に入れたものもそのうち必要なくなり、また違うことに向き合っていく。
そうやって考えるとちょっとうんざりしてしまうかもしれません。でも、あなたもきっと、大して意識していなくても、知らず知らずのうちに変化しているのです。考えすぎると行動する前に疲れてしまいますので、「まずは何も考えずに動く!動きながら考える!動きながら軌道修正する」のが一番おすすめです。このパターンだと自分が変化していることをそれほど意識する暇もなく、結果だけが変わっていくという流れが得られます。
このように、何かに気づいたり、軌道修正することは、一人ではなかなか難しいもの。
お相手選びはご自分ですればよいとしても、ぜひ相談できるようなパートナーや知人を見つけてくださいね。
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